マンガ喫茶事件

先日の話ですが。
マンガ喫茶に行ったんですよ。モーニングパックという朝の7時から12時まで定額500円と、大変リーズナブルなコースで。
5時間もいりゃあ、トイレに行きたくもなりますわな。
朝食(コンビニのパン)持ち込みすれば、当然「大」のほうへ。


鍵をしっかりしめて、洋式便器に座っていると、表に人の気配。
少々焦った様子。トイレに駆け込む人が焦ってないわけがなく、その人も乱暴にドアノブをひねりました。
いやあ、残念、入ってるンだなぁ。僕が。もうちょっと待ってよ、と余裕に構えていたらばですよ。


何回かひねられたノブが、スルッと回り、ご開帳。
目が合う、男と僕。


僕「え?」
男「す、すいません!」
僕「な、何で開くんだ!?」
男「鍵しめとけよ!」
――バタン。


男の第一声と第二声の態度の違いが気になるところだが、
その後わたくしは、ドアノブをしっかり持ちながら用を足したことは、言うまでもない。


用を足し、水を流したところで、ドアノブと鍵を検証するとだ。
鍵を締めると、中のノブを回しても当然開かないが、
内側から鍵を締めてるのに、表のドアノブを回すと、鍵なんか閉まってないとでも言うように、容易に開いてしまう。
鍵の意味がない。


店員に苦情を言いました。
店員は二人、わざわざ一人がトイレの中に入り、鍵を締める。
外側の店員が、ノブをひねる。
当然、開く。
外店員「鍵しめた?」
内店員「締めました」


同じことをもう一回繰り返す。
内側が締める。
外側から開ける。
外店員「鍵しめた?」
内店員「締めました」


外側担当の店員が、僕に向き直り、
外店員「見られちゃいました?」
 僕 「はい」
外店員「すいませんでした」


ま、仕方ないじゃないですか、壊れてたんだから。
でも、壊れてるなら店舗としては直さなくちゃならない。
その後、店員が修理を試みていたようですが、容易に直らなかったらしく、
トイレのドアに、
「鍵が壊れています」
との貼り紙が貼られていました。


ちょ、それ、
壊れてても見られてもいいならどうぞ使って下さい、
という意味!?
……なんて思った僕は、穿った見方をし過ぎですか。そうですか。