栗きんとん『栗鹿ノ子』


正月。実家に帰省した折に、おせちに詰める栗きんとんの余りを、ちょいと懐に収めた。もちろん、きちんと断って、だが。


ふと、そんなことを思い出した。
「甘いもの食いたいなー」という何ともダラしない根源的欲求を不意に一人ごちた自分に気付いて。
実家から持ち帰った栗きんとんは、長野「小布施堂」の『栗鹿ノ子』。



……高そう。


軽く小皿に盛ると、


こんなです。一般的リーズナブルな栗きんとんに比べて、栗餡が、より栗色。一見鈍い色で、見た目悪いと思ってしまうのは合成着色料に慣れ親しんだ現代的思考か。
原材料は「栗、砂糖」のみの地味な甘さは、あとを引いてつい2粒、3粒と食べてしまう。美味いなぁ。
280グラムで1000円かぁ。
自分では買えないなぁ。と苦笑いしながら栗を4粒目。