レンタルDVD『ハイランダー 悪魔の戦士』

近所のレンタル店で200円レンタルフェアをしていた為、何本かDVDを借りた。
近頃見たかったものと、常々見るべきかなぁと思っていたものと、今見るとどうなんだろう的なものをバランス良く借りたつもりだ。
もちろん『ハイランダー』はその最後のカテゴリのもの。


恥ずかしいのを承知で書こう。
小学生の頃見て、胸躍ったんだ。カッコいいと思ってしばらく好きな映画ランキングの上位に位置していたんだ。
ハイランダー』は。


今見るとどうか。
いろいろ「ダメだろう、こりゃ」的な部分が良く見える。
殺陣の遅さ、派手ならいいんだろ的アクション演出、設定のいい加減さ、諸々もろもろ……。
ツッコみどころ満載の文字通りB級映画でしたよ。
でもね、だから溜め息をついたかと言うとそうでもなくて。
そんなの承知の上で、あえて書こう。
僕は『ハイランダー』が好きです。
「ダメだろう、こりゃ」は確かに多いけど、大事なところは決して外してないと思うんだ。B級でしか味わえないロマンがあると思うんだ。


ところで。
大人になってから僕はQUEENのファンになったのですが、彼らのスーパースターぶりも分かるのですが、どこか頭の隅っこで、「B級」と言うイメージが付いて回っていました。
当然、QUEENをB級と評する声を聞いたことはありません。僕は彼らが大好きで、B級なんてとんでもない、A級アーティストとしてカッコいいと思っています。
でも、なぜ? なぜ僕は微かに彼らにB級イメージを持っているのか。


本日判明。
ハイランダー』全編に渡って、フレディ・マーキュリー歌いまくり。
テーマ曲はもちろん、キャラクターの乗る車のカーラジオから、部屋のテレビから、映画内のシーンのそこかしこでQUEENの曲がかかっている。
映画のB級イメージが、彼の歌声に擦り込まれた結果のようです。