『銭湯歩兵トリノ』第5回・第二朝日湯

ご暑いさなか、皆さんいかがお過ごしですか?
汗を流しに銭湯に行く道すがら汗をかきまくり、風呂後も歩いてだくだくになりながら帰る意味の解らないわたくしの本日の湯は「第二朝日湯」。
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【営業】16:00〜24:00
【定休】土曜日



第一朝日湯はどちらにあるのかしら?
野方に一軒「朝日湯」という銭湯がありますが、そちらが「第一」でしょうか。*1
見た目どおりの昔ながらの銭湯といった風情。
和風建築の「宮型」と呼ばれる見た目と、庭から生え、入り口に影を落とす樹木の迫力に、ちょっとときめいてしまう。
中は銭湯と言えばイメージする番台タイプの作り。そして脱衣場の広さと言ったら! 充分に面積がある上に、ロッカーの少なさが見た目の印象を良くしているのだろう。とにかく人間の通行スペースのゆったり加減が何故だか心を広くする。
トイレは屋外。窓を開けてスリッパで外へ出て用を足す。銭湯正面写真に見える木は、この庭から生えておりますが、池には水がなく、空っぽ。
その脱衣場に対する庭の位置、トイレの位置などの部屋構成は天神湯と似たようなものだが、とにかく広さが全然違う。天神湯の2倍強はあるかもしれない。
風呂場も広く、カランは30箇所。真ん中に陣取っても、背中合わせに手がぶつかることはほぼ無さそう。
若干年季の入った風呂場のタイルや壁も、いっぺんにではなく時期を違えて新調しているらしく、ところどころ新しめのタイルが埋まっている辺があったりして微笑ましい。


タイルと言えばこちらの壁画はタイル絵です。
富士山や七福神などのおめでたい絵とはまったく違う、なぜか子ども(しかも低学年)の図画工作作品のような稚拙な絵で、風景だか遊ぶ子どもらか何かが描かれている。それはそれでおめでたいかもしれないけどさ!


本日は慰安企画は無し。
その代わり風呂上りの一杯を瓶コーヒー牛乳で! 入って来た時に横目で目に入っていた瓶のコーヒー牛乳!
それを飲もうと冷蔵庫のドアを開けると、どうも胡散臭い。これは瓶だが、瓶牛乳じゃない。ビックルとかに近い瓶。牛乳瓶ではない。
しかも、手に持った感じ、ぬるい


あの、まぁ何ですか、そんなしょむないクレーム……と思って番台のおばあさんには言わなかったんですが、あの冷蔵庫、もうちょっと強くしたほうがいいと思いますよ。
あと、あのコーヒー牛乳も変えたほうが……。
ぬるい上に味の薄い――水で薄めたような味とはまさにこのこと――あのコーヒー牛乳、120円はボッタクリですよ。すごく損した気分で帰宅。
汗みどろ。



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→『月10万円で暮らせる中野マップ

*1:ちなみに中野区本町には「旭湯」なんてのもありますが、これは違うだろうな。