『銭湯歩兵トリノ』第3回・ことぶき湯

薬師あいロードは「あいロードまつり」最終日。時間帯も遅くなり、模擬店はほとんどが撤収。飲み屋や惣菜屋が店先にテーブルを出して簡易屋台を出している以外は、祭りのあとのちょっと寂しい雰囲気に。
店ごとに馴染みの客がいるのだろう、夜7時を回ってまだ開いているそういった屋台には、必ず客がいて、一人もんなんて受け付けないよみたいな空気が出来上がっているのがまた寂しい。仲間に入れてもらえんかのぅ。ダメ? ああそう。みたいな。
トリノだけのあいロードまつり』企画を完全に反故にするつもりもないのですが、『トリノだけのあいロードまつり』ゆえに、本チャンのあいロードまつりが行われている本日は、まだ開催として適切なタイミングではないのです。こじつけですが。


さて本日の湯は「ことぶき湯」。
「寿湯」という表示もあります。あいロード商店街のゲートから見て手前のほうにあります。
地図はこちら
【営業】15:00〜1:00
【定休】火曜日



入り口に入湯用券売機有り。お金を入れるとプラスチックの食券みたいな券がカラリと出て来ますが、別にこれを使わないで現金を番台カウンターに出しても大丈夫。
……券売機、無くてもいいんじゃない?


こちらも商店街のど真ん中という立地条件からか、作りは狭いです。
ただ、浴場のキャパシティを解って備え付けられた脱衣ロッカーの数。ロッカーは脱衣場の3辺に分散し壁に付けて設置されています。
そのため、脱衣場の真ん中には空間が出来ており、そこには長方形の茣蓙ベンチが鎮座。悠に6、7人は座れるベンチです。その上に無造作に置かれたるはここ数日のスポーツ新聞が数紙。また、漫画雑誌や単行本まで散乱しております。
番台カウンターの前にもくつろげるスペースが設けられ、そこにも漫画の単行本や雑誌が置かれていて、湯上りをゆっくり過ごすには充分。どれだけくつろげるかと言うと、


飼いネコが2匹ほど、たいへん自由に過ごしているくらいです。


風呂上りにネコの毛が付くことなんて気にしない、気にしない。
肝心の風呂場のほうですが、こちらも狭いです。狭いですが、幾分ゆとりのある洗い場。また、有料で追加料金がかかりますがサウナもあります。
ここはこの辺りの銭湯では比較的混む店です。
さらに言えば、遅い時間の深夜1時まで営業する店のため、深夜12時頃には意外なほど混雑します。
一応12時半までの入場制限があるらしいのですが、わたくしの経験では12時55分に入って来た客を見たことがあります。
遅く帰って来てもやっぱり寝る前に風呂に入りたい、そういう人には重宝される銭湯でしょう。



地図全体はこちらへどうぞ。
→『月10万円で暮らせる中野マップ