『立ち食いそば完全制覇・中野篇』第12回・冷やしきつねそば

じめじめした長雨も小休止。午前中のうちに雨は上がった。
しかしカラっと晴れるわけではなく、蒸し暑さは残る。
今日か。今日じゃないかな。
通常メニューを制覇し、玉子メニュー、カレーライスとじんわり攻めている現状、今日こそ冷やしメニューへの突撃タイミングなんじゃないかな。
太陽は照っていないのに、歩くだけで首筋に汗がじんわり。
それを手の甲で拭いながら、暖簾をくぐって迷わずに、
「冷やしきつねそば!」とコール。


以前冷やしメニューのつゆは冷蔵庫の中のペットボトルから……なんて一文を書いたと思うけれど、あれ、嘘です。勘違いでした。たぶん他の店と混同した。おそらく2回目くらいにハシゴした北口の『かさい』とごっちゃになってたみたい。*1
『駅前そばミミ』では、冷蔵庫の中の中型寸胴に、冷やしつゆが張ってあります。そこからオタマですくって、そばに冷やつゆをかけます。
温かいそばと何が違うかと言えば、当然麺とつゆが冷えていること以外は、わさびをどんぶりの縁に練り付けてあることでしょうか。
あとは、同じ。
半分にカットしてない全形おあげに、刻みネギ。そうそう、どんぶりも一緒。冷やしメニューはつゆがさらに濃い目だったりしますけど、その分浅い皿に、ぶっかけうどん風に盛り付ける例は多いと思います。
でもここは潔く、冷やしメニューは冷やすもん冷やして、わさび付けるだけ!
すいません、きつねうどんで必ず行う儀式、つゆが濃くて飲み切れなかったので断念しました。
しかしですね、「冷やし」行為でかかる余計な手間と経費に、通常メニューと冷やしメニューの値段の差を納得するもんですが、こちら『ミミ』では温と冷の値段差、たった20円!
これは画期的ではなかろうか。
例えば最近巷で市民権を得た感のある「つけ麺」。ラーメンの冷麺、温つゆ版だが、麺を水道水で冷やし、別盛りにするだけで、ラーメンに比べて100円アップなんてことはザラ。
北口『カサイ』は冷やしメニューは50円アップ。
と、すると。
たった20円増しで冷やしメニューが食える『ミミ』は、かなり良心的な店ではなかろうか。


と、思って、ちょっとネット検索してみたら、富士そばは冷やしメニュー100円増しとか書いてあるサイト発見。富士そば公式ページを発見出来なかったので確認する術はないが、新井薬師前駅*2富士そばがあることがわかった。歩いて行ける範囲だ。今度試しに遠征してみよう。見た感じ、そばの値段自体も『ミミ』に比べて若干高いように見える。


「ミミの冷やしメニューは安いが、つゆは飲み干せない。」
これ、本日の格言とします。





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・ミニカレーライス+たぬきセット
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・カツカレーライス



偉いぞ!立ち食いそば
本企画は、東海林さだお『偉いぞ!立ち食いそば』から思い立ったリスペクト企画、縮小再生産です。

*1:これでカサイもペットボトルじゃなかったら相当に顰蹙もんだな。

*2:すごく言いづらい。