『立ち食いそば完全制覇・中野篇』第10回・たぬき玉子そば

休日の昼間は、やはり立ち食いそばと言えども繁盛タイムなのか。店員Aと店員Bが交代することなく、カウンターの中で二人同時に立ち回り。
二人同時に見れたので、なんとなく思いました。この二人、兄弟かな。
パッと見はまったく印象の違う二人だけど、目から上の造作がまったく同じが気がする。
目と眉毛の形がほとんど一緒。顔の形と口許の違いで、パッと見は全然血縁を感じさせなかったのだけど、きっと兄弟だ。きっとそうだ。


さて、とうとうわたくしは玉子メニューにかかりました。
たぬき玉子そば。月見に一番近いカタチを求めたら、やはりこれだよなー。玉子メニューの最初として、これが一番ふさわしい。
もちろん「玉子そば」と頼めばすんなり出て来るのを何度も見かけているが、メニューにないんだもん。だから頼みません。
と、たぬき玉子そばと頼むわたくしの隣で、別の客が「カレーそば」を注文。
これもすんなり通ってる。もちろん熱いかけそばに、カレールーをお玉に一杯、ぞろりとかけたそばだ。
くそ、こんな裏メニューもあるのか。なんてぇ常連だ。くやしいぜ。


ところでわたくしのたぬき玉子そば。思った通り熱いつゆにすぐ白身が固まり、早くもそばに白いすじが纏いついている。
玉子の食べ時ってのは何だろうね。
最初からぐしゃぐしゃっとかき混ぜてしまう人もいれば、黄身を大事に取っといて、最後につるりと食べる人もいるだろう。
わたくしは後者に近い。しかし最後まで取っておきはしない。
半分くらいまでは、固まってそばに絡まった白身はそのまま頂き、半分を過ぎたあたりで黄身を割り、そばと一緒に口へ運ぶ。二口くらいで黄身は食べてしまう。
玉子が絡んだそばつゆは、たぬきの揚げ玉の油とあいまって、何故か甘い。
最初から玉子を割って混ぜて、つゆを白く濁らせると、また違う味なんだろうか。
さすがに黄身だけを最後につるり、は味のバリエーション的に寂しい気がするが、それも含めて、まだ残る玉子メニューでそれら3種の食べ方を実践せねばなるまい。
ただ、今日はいつもどおりで。わたくしのスタイルで。これでわたくしのオーソドックススタイルな玉子メニューの食い方は実践済みとなった。


……あ、やべ。玉子カレーはどのタイミングで玉子割ろう? やっぱ全体的に混ぜるべきか?






かけそば
たぬきそば
天ぷらそば
わかめそば
きつねそば
ちくわ天そば
コロッケそば
たぬき玉子そば
・天ぷら玉子そば
・わかめ玉子そば
・きつね玉子そば
・ちくわ天玉子そば
・コロッケ玉子そば
ざるそば
・冷やしたぬきそば
・冷やし天ぷらそば
・冷やしわかめそば
・冷やしきつねそば
・冷やしコロッケそば
・ミニカレーライス+たぬきセット
・ミニカレーライス+天ぷらセット
カレーライス
・大盛カレーライス
・玉子カレーライス
・コロッケカレーライス
・カツカレーライス



偉いぞ!立ち食いそば
本企画は、東海林さだお『偉いぞ!立ち食いそば』から思い立ったリスペクト企画、縮小再生産です。