金銭感覚


自分の貧乏性、いや貧乏根性か? それについて自分で理解していたつもりだが、先日、いろいろ世話になってるライターの人(Kさん、としておきましょう)に酒をご馳走になった時、いろいろ反省した。
おかしい。俺の金銭感覚は。


例えば食料庫の乾麺、例えば蕎麦が切れたとする。
でも蕎麦が食いたい。
最も近いスーパーに行く。
250グラムで300円の乾蕎麦が売っている。即座に俺は考える。
「ドンキ行けば、そしてセール品出てたら、1キロ200円だぜ?」
でもさ、見ろよ、食品表示を。この250グラム300円の蕎麦は二八蕎麦だよ? 原料表示に一番トップに「蕎麦」って書いてあるよ? ドンキの1キロ200円ってさ、ここの欄「小麦粉・蕎麦」って書いてあるじゃん? ハッキリ言うけど、安い乾麺蕎麦なんて、蕎麦の匂いがするだけの冷や麦なんじゃね?
「でも、ドンキでなら、300円出せば、蕎麦っぽいものが1.5キロ買える計算だ。今手にしている蕎麦は、たった250グラム、ドンキのたった6分の1」
そーかぁ、重量差6倍はデカいな……
――結果、買わない。そんなわたくし。


それなのに、Kさんと行った2軒目の店では、
「自分の分くらい出しますよ!」
と言い、1000円の天ぷら蕎麦を注文し、酒を飲む。


300円の乾蕎麦に迷い、結局買わない男が、天プラ蕎麦〜〜??
外で食うものと家で食うものは別物であり、外での食費は場所代が含まれている。
そういう認識でいたが、それにしても、乾麺の買い方がひどくミジメでないかい?


というわけで、スーパーで250グラム300円の二八蕎麦を買って来ましたよ?
売り場で5分悩んだけど。
明日の朝は、全部茹でて、一気に胃に流し込んでやる。親の仇をとるかのように。
だって、ドンキで乾蕎麦はおろか乾うどんもそう麺も売ってなかったんだもん。(結局そこか)