プレゼントに応募してみたりして。

アップルのiMac G5欲しい!
なーんて書くと当たるかもならば、そりゃ欲しいさ。パソコンはあればあるほどうれしいさ。


昨日は歯医者。1年ぶり。かかりつけのその医者は、あいかわらず丁寧な説明と落ち着いた声で、僕の虫歯がどんな状態か教えてくれる。はっきりいってありがた迷惑。しかもデジカメで撮った写真をテレビに大写しにしてまで。デジタルのクリアな画面で見る僕の奥歯には、目を凝らすまでもなく、黒い染みというか、汚れというか、むしろ金属でいうところの【錆】に近い。
麻酔をしてもらった上でゴリゴリドリルされる僕は、痛みは全然感じないのだけれど、歯から頭蓋骨に伝わる振動はダイレクトに感じて、ついつい笑ってしまう。
帰りに歯医者の近所に住む僕の友人の宅に遊びに行くが、麻酔によって「ほんひひは(こんにちは)」と発音する僕に彼は言う。
「おまえ医者にかかってばっかりだな」
まー。ほんとにね。この半年ばかりは医者にかかってない月がないのじゃないかしら。


企画書を書こうとするとどうしても手が止まるネタがある。
自分としてはいい思いつき・ネタだと思うけれど、ネタだけでは話にならない。話の展開をうまいこと思いつかなくて、手が止まったまま2ヶ月くらい経っている。
いくらなんでもコイツをどうにかしようと思って、僕は今日、旅に出た。
うそうそ。旅なんて大仰なものじゃあない。
何か思い悩んだり、ネタにつまったら、僕は、歩く。
だから、今日も歩こうと思った。
むやみ無目的に歩くのもつまらないので、とりあえず高円寺のラーメン屋・天下一品を目標にした。
だけど、天下一品に着いてもゴールとしたくない気分だった。なんとなく通り過ぎた。
調子は良かった。
足も。
脳も。
このまま吉祥寺まで歩いてみるかな?
なんて思って五日市街道をどんどん下る。
足と共に好調に回転する脳が、急に画期的な思いつき・ネタを投下する。僕は足を止めて、カバンの中のメモ帳にソレを書き留める。
そこで、急にだ。芥川龍之介の『トロッコ』の気分が襲ってきた。
一体どの辺に自分がいるのかわからない。そしてこの道を引き返すことを考えたら、これ以上進めばその分帰る距離が長くなる。
僕は踵を返して、来た道を戻る。急ごうとするが、足が思うように進まない。蓄積されてた疲労が急に襲って来た感じ。
「疲れたー疲れたー」と独り言を呟きながら、やっと行き道で通り過ぎた天下一品に着く。
一休みとばかりに、並・コッテリを食う。
なんとかスタミナを取り戻し、満腹の腹をさすりながら、僕は帰った。
そして今帰宅して、この日記を書いている。


吉祥寺まで歩いて、電車で帰ってくれば良かったのにとか思うでしょう?
だめだめ、吉祥寺なんか行ったら、ついでに買い物、ついでに井の頭公園だなんて言って、余計時間と体力を費やしてしまいますよ。